引越し当日までに伝えておくこと
●嘘はつかない
引越しをする時、見積もりを聞いてた高いと感じる時があります。 この時、中には嘘も方便とばかりに見積りをしてもらっていないにも関わらず、他社の見積もりの方が安かったと伝えたとします。 実際にしてもらった上では有効な交渉術ですが、見積り依頼をしていない状態で交渉に入るのはしてはいけません。 理由として、例え嘘をついてもすぐに見抜かれてしまうからです。 これには引越し業界における横の繋がりが強いことが一因となっています。 業者間で転職をしている人も多く、嘘をついた依頼人に対してもブラックリスト入りが早急に行われやすいというのです。
引越し費用を安くしたいからという理由で些末な嘘を付けば、引越し作業そのものにも影響を及ぼしてしまうので、 嘘を付くこと無くしっかりと最初から信頼関係を築いていくようにしましょう。
◆引越し当日までに伝えておくこと
引越しにおいてスケジュールほど重要なものはありません。 作業員はもちろん、依頼主も当日の詳細な時間は頭に入れておかなくてはままなりません。 そのため、依頼する際には業者との当日に行うであろう工程を綿密に打ち合わせをする必要があります。
ただ漠然と打ち合わせをするのではなく、しておかなくてはならない打ち合わせ内容については、以下のようなものです。
- 引越し作業の開始時間
- おおよその終了時間の確認
- 作業員の人数の確認
- トラックの駐車スペースの確保
上記の点については依頼主・業者共に知っておかなくてはならない情報です。 中でも駐車スペースの確保については、旧居と新居で事前に場所を確保しておかなくてはならない場合があるためです。 公道にて長時間駐車するには、事前に警察への届け出が必須となります。 こちらの届け出は業者の方が申請するものなので、依頼主がすることはではないものの、しっかり確認をしておきましょう。
引越しとは計画の算段が鍵となります。 当日になって、トラブルなく早期に終了するためにも業者としっかり連携が取れるよう、打ち合わせは欠かさず行っておきましょう。
■当日のマナー
●作業員に対して
引越しを行うに辺り、どうしてもこんなところが気になるという点が誰しもあるもの。 中でも非常に気になっている人が多いこととして、『依頼した業者へのチップ』を始めとしたお礼をすべきか否か、ということです。 中高齢者の方々からの意見を参照すると、当然するべきだという声が多く上がります。 逆に10代後半から20代の若年層である方の意見を見ると、する人・しない人で意見が分かれます。
では世間一般では作業員に対するお礼はどうすればいいのか。 大変な作業なのでするのが礼儀だと感じる人もいるでしょうが、実際にはそう難しく考える必要はないのです。
◆チップや昼食代を出さなくてはいけないの?
基本的に、チップとなる祝儀や昼食代などを依頼人が負担する『義務はありません』。 理由として、そうした運賃や食事代は全て見積もりされた金額の中に含まれているからです。 高いと感じる金額の中には、当日作業する人数の人件費を含んでのことなので、その日に別途チップなどを支払う必要性はありません。
統計的な数値で見ても、
- 何も渡していない:48%
- 品物で渡す:24.2%
- 現金で渡す:23.8%
- 品物・現金共に渡す:4%
引越しをした半数の人が何も渡していないと答えています。 品物と現金を両方渡す人もいるとのことですが、よほどの大荷物で時間が遅くなった時などであれば、そうした対応も必要かもしれません。 ですが原則として渡さなければならない決まりはないので、無理に用意する必要性はないので安心して下さい。
また現金などを渡すのは憚られると思いの方でしたら、飲料水を渡すなどしても十分に喜ばれるので試してみると良いでしょう。
★深く考えないで
作業員の方に対してのお礼については、余裕がある人・ない人で対応の仕方もだいぶ変わってきます。 費用がギリギリで、とてもそんなことしていられない方でも代金でその分支払っているので何も問題にはなりません。 不測の事態、或いはトラブルが起こった場合などは別途心づけとして用意すれば印象も変わるでしょう。
ただこうした行為はあくまで余暇なので、渡したからと見積もり金額が割引かれるなどのサービスはないのでご注意下さい。
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