全ての荷物を運び出したら
荷造りが終わり、搬出作業も終わってトラックに全ての荷物を詰め込んでもらったところまでいけば、引越しの第一段階が完了です。 次いでは新居にて搬入と荷解きをしていくわけですが、新居へ向かう足をちゃんとご用意していますか? 自家用車をお持ちの方なら、そのまま目的地へと向かえば良いでしょう。 ですが自動車をお持ちでない方は、事前に移動手段を用意する必要があります。 特に遠方、都内から都内への引越しではない、東京から地方となれば新幹線や飛行機の使用が必要となります。
ただ中には近場の移動だからと、業者の方に頼み込んでトラックに乗せてもらおうと考えている人も、もしかしたらいるかもしれません。 結論から言うと、原則として業者は依頼人を乗せて目的地へ向かうことはありません。 基本別々に行動して目的地を目指します。 そもトラックの助手席などは作業員の人数によっては乗れないことが殆どです。 その時、荷台へ乗り込もうと考えてはいけません。 道路交通法により、荷台へ人を乗せての走行は法律違反となってしまいます。 ちなみに、業者の中には派遣やアルバイトの作業員をトラックの荷台に乗せているケースが極稀にあります。 作業員であろうと違反は違反なので、もし実際に見かけた場合には少し注意が必要かもしれません。
余談ですが、某国民的アニメでとある姉妹が田舎へと転居する際、トラックの荷台に乗るシーンがあります。 違反行為と分かっているのか、お巡りさんらしき方が後方から近づいてくるのを姉が悟ると、妹に隠れるよう指示するシーンがあります。 自覚していけないことだと分かってやっているので別の問題もありますが、もし警察に見つかれば罰金となります。 但し例外として、荷物の転落や盗難防止を防ぐ目的があれば乗る事が出来るケースもあります。
◆移動方法はきちんと確保しましょう
基本、依頼人が移動する際には自家用車、あるいは電車を始めとした公共交通機関の利用が挙げられます。 中には親族に頼んで、というケースもあるでしょう。 旧居での作業が終わり、新居での作業をするために依頼人はまず、業者よりなるべく早く着くことをオススメします。 業者が先に到着してしまうと作業ができない、という問題もそうですが、別の意味で急いだほうが良いのです。 それは現場にて業者が先についた場合、別途『待機料金』が生じしてしまうからなのです。
意外と知られていませんが、依頼人に待たされた時間によっては追加料金を支払わなくてならないのです。 事前にこうした点も契約書などを読んで確認しておきましょう。 知らないでは済まされないので、もし先に着く自信がないなら新居にて誰かが先に待機している、というのもありかもしれません。
最近は業者によっては引越し日当日ではなく、前日から荷造りが出来た品を預かり、当日に新居へ持ち運んでくれるサービスを行うところもあります。 依頼する業者の詳しいサービスもきちんと確認した上で、移動する際に待たせず先に着けるか考えておきましょう。
◆時間通りに到着する、とは思わないでおきましょう
ただ業者も予定時間に必ず新居に到着するかどうかといえば、予定通りに上手く進みません。 あるケースでは、相模大野から世田谷までの引越しを担当した方がいます。 午前から作業を始めて、移動時間も含めてその日の作業が終了したのは、夜の22時前後となりました。 相模大野から世田谷まで、直線距離で見てもそれなり距離はありますが、時期や時間によっては混雑に巻き込まれてしまいます。 高速道路を使用しても、渋滞が起こっていればその分だけ到着が遅れます。 また世田谷は住宅街であり、非常に入り組んだ地形をしているために迷ってしまうということもあるのです。
こうした不測の事態が起きれば、当然搬入から荷解きの作業は押すことになってしまいます。 予定通り、夕方までに終われば良いと考えても上手くいかない事が多いのです。 無論業者の方も早く作業を終わらせたいと考えていますが、渋滞に見舞われたらどうしようもありません。
時間通りに終わらない、だからこそ引越しは午前からの依頼が多く、遅くなる要因を排除するために早くから作業をお願いしたい人が多く集中しやすいのです。
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