引っ越しをするに辺り、ただ闇雲に荷造りをすれば良いわけではありません。 スムーズに、新居への移動がすんなり済んだ後のことも考えて用意する必要があります。 そのため荷造りしたダンボール、こちらを転居時に業者の方に何処へ搬入していけばいいか、事前に打ち合わせをしておくことをオススメします。 中でも効率が良いのは、新居のレイアウトに合わせての番号振りなどを行うのが代表的な荷造りのポイントです。
荷造り時に番号振りなんて面倒くさい、なんて思う方もいると思います。 しかしそれも引越し作業の中でも最も手間暇の掛かる搬出・搬入が終わった後のことを考えれば、よりスムーズに引越を終えられる手段です。 仮に番号振りをせず、どの箱の荷物が家族の誰か分からない、という事になったら一旦開封して、中を確認しなければなりません。 言うまでもなく、非常に面倒を増やしかねません。 なればこそ、自分の荷物はしっかり自分で片付けられるよう、番号を振っていくことで中に何が入っていて、誰のものなのかを明確にしておく方が断トツに便利です。
また、ダンボールへと荷造りをしていく中で事前に決めておきたいのが『箱の中にはなるべく同じものを詰める』という点でしょう。 衣類なら衣類と、カバンならカバンだけ、といったように中身分けしておくのも片付けをスムーズに進めやすくなります。 但しこれはあくまで大人に対してのことで、子供に荷造りをさせる際には保護者の方が協力をしなければいけません。 自分の荷物でいらないものを線引する、ということの出来ないお子さんの荷造りは手間でも、親がしっかり管理してこそ出来上がります。
引越の荷造り作業の段階から細々としておきたいことは多くありますが、そうすることで引越しをスムーズに完了できる利点があります。 どの部屋で使うものか、何処に収納するのか、荷造りの時からしっかり計画をしていきましょう。
荷造り開始
荷造りを始めるにあたっては、荷造りについて(←※同ページタイトルへのリンク貼り付けお願いします。)である程度ご説明しましたが、まず『普段から利用頻度の少ないものから』箱詰めをしていきましょう。 そこから段々と利用頻度の多い順に箱詰めをしていき、新居でもすぐ開封して使えるものは分かるように荷造りを進めていくのがコツです。 意外と出来ている人が多そうで、出来ていない人が多いため、引越しをする際には意識して荷造りをすると後々困る機会も少なくなります。
そうした点を踏まえて、具体的な荷造りの仕方をここではご説明していきましょう。
1.押入れの奥にタンスの奥から
まずは使用頻度の最も少ない、押し入れやタンスの一番奥に収納してある荷物から荷造りを開始していきます。 この時、引越し先でも使うかどうかを判別して、使用する機会が今後もないものは処分も視野に入れると良いでしょう。 1年使わなかったものはその先もずっと使わないと言われているので、一層のこと捨ててしまった方がスッキリします。
思い出の品などは別として、洋服でも着用していないものはドンドン処分するのがオススメです。
2.本・CDや季節の家電類・レジャー用品
季節ごとに使用する家電、例えば冬場に使用するファンヒーターなどはその時期でなければ使用する頻度はありません。 こうした製品を始め、その他衣類なども季節に応じて必要となるもの以外はドンドン箱詰めしていきましょう。 また押入れや本棚にある本、ラックに置いているCDやDVDなども必要最低限のものを荷造りをして、いらないものは処分または買取をしてもらうなどをしていくと便利です。
またこうした季節ごとの商品に関しても、まとめる際にはなるべく1つの箱にすることで開封の手間を省くことが出来ます。
3.日常的に使用するものは一番最後
荷造りをしている今現在において、前日まで使用しているものの中でも頻度が異なります。 使用頻度が最も高いものの中でも優先順位を付けて箱詰めをしていくことで、取り出しやすさを踏まえた荷造りをしていきましょう。 衣類や洗面用具を始めとした、新居ですぐにでも必要なものはすぐ取り出せるようにする、といったようにすれば荷解きで困る心配はほぼ皆無です。
4.収納場所も考えて収納場所ごとに箱の準備です
旧居にて収納していたものを、新居でも同じ場所に収納するものがほとんどなので、収納場所ごとに箱詰めするのも1つです。 収納先毎に箱を用意することで、いつ開封すれば良いのかの優先順位も付けやすくなります。 ただ旧居と新居では収納が同じではないことが多いので、転居した先で全ての荷物が入らない可能性も大いにありえます。
事前に調べた上で箱詰めし、処分するか否かを検討することも視野に入れて動くのもありです。
5.収納ボックスはそのままで
収納ボックスに入っているものは、そのままで梱包して持ち運ぶことが出来るので荷造りの簡略化に役立てましょう。 ただ中身がそのままの状態では重すぎる、という問題も起こるので事前に中身の仕分けが必要です。 要るもの、要らないものを選別してから梱包しましょう。
注意点としては、衣装ケースをそのまま荷造りをしても運送保険の補償対象外としていることがほとんどです。 なので運んでもらいたい場合には壊れないように依頼するか、自身で布などを用意して包むか、などの対策が必要となります。
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